日記でスイス旅行・アンデルマット−フルカ峠−ローヌ氷河

アンデルマット

ゴッタルド峠を北側に下りると、アンデルマットに着く。アンデルマットはスキーリゾートとしても知られているが、のどかなアルプが広がる別天地。

アンデルマットのアルプ

アルプとは牧草地帯。山肌の斜面に切り開かれたアルプは絨毯のよう。家は人が住むものではなく、家畜の為の小屋。

氷河急行がいく

このアンデルマットのアルプを氷河急行が走る。東に行けば、オーバーアルプ峠、西に行けば、フルカ峠。

オーバーアルプ峠から降りてきた電車

この、ツェルマットからサンモリッツを結ぶ路線は、複数の私鉄にまたがるのだが、電車は仲良く、赤と白のツートンカラー。

アンデルマット市街

市の中心を走る道は狭い。昔ながらの佇まいを残すためだ。Gasthausというのは、レストランと宿泊所がくっついたような所。Baerenは熊の複数形。日本風に言えば、レストラン付きのペンション「熊」。スイス人は熊が結構好き。この他、良くみかける名前に「星」というのがある。

あの山の先に

フルカ峠がある。フルカ峠を越えると、ウーリ州からヴァリス州に入る。

要塞のある古い村

ホスペンタル。ゴッタルド峠とフルカ峠の分岐点に位置している。

リアルプ村

小さな村だけれども、リゾート用のシャレーがアルプの山肌に連なっている。

フルカ峠へのアプローチ

真ん中の赤っぽい山の右側の谷筋がフルカ峠へのアプローチ。

うねりながら標高を稼ぐ

リアルプを出ると、道はいろは坂の様にうねり始め、標高を稼いでいく。因みに鉄道は、リアルプからトンネルに入ってしまう。

中腹よりアンデルマットを眺める

アンデルマットは、ちょうど正面の谷底に位置している。そこから雪に覆われた山へまた道が登り始めるが、その道はオーバーアルプ峠を経て、グラウビュンデン州に入る。

初秋の山肌

上は雪が既に被っているが、中腹辺りはほのかに紅葉している。

初秋の山肌・縦

アルプスの紅葉は、標高が高すぎるせいか、ちょっと地味。

フルカ峠付近より

オーバーアルプ方面がなんとか望める最後の地点。

フルカ峠より

ウーリ州側の景観。右側の山の壁が、ゴッタルド峠の通じる山塊。

羊がいた

おいしいアルプの牧草を食べられるのも今のうち。

フルカ峠よりその2

ヴァリス州側の景観。正面の山塊はベルナーアルプス。この山の反対側はベルン州。写真正面の九十九折れの道を登ると、グリムゼル峠に通じる。

ベルナーアルプス・縦

アルプスへの道が、スキーのシュプールのよう。

ベルナーアルプス・パノラマ

正面の一番高い山がベルナーアルプスで一番高い、フィンスターアールホルン(推定)。標高4274m。フルカ峠からのベルナーアルプスは、フィンスターアールホルンが主役となる。

もう一つの主役・シュレックホルン

こちらの標高は4078mとフィンスターアールよりは小振り

両雄並び立つ

フィンスターアールとシュレックが並び立つ。中央やや左の奥のほうに白く控えているのが、メンヒを中心とするベルナーアルプス三山。

ヴァリス州はローヌ谷の州

こちらは、ローヌ谷を見下ろす山並みで、この山の反対側はイタリア。ヴァリス州はフルカ峠から始まり、ローヌ川が湖によって一時途切れるレマン湖で終わる。

ローヌ氷河の入り口

ばりばりの観光地になっている

ローヌ氷河を見に来た子供達

いかな、山を見慣れたスイスの子供達といえど、このパノラマには見惚れてしまう。

ローヌ川の始まり。

写真中央の氷河の途切れから、岩肌を流れ落ちるように走る沢が、ローヌ川の始まり。ここから始まり、フランスに入って、地中海に流れ込む。

ローヌ氷河

氷の平原といった感じだが、深いクレパスが走っている。

ローヌ氷河遊歩道

気軽にローヌ氷河探索が楽しめる。しっかりと有料。

遊歩道をあるくと

氷河は氷と雪の壁。

氷河の中

そこは美しきブルーの世界。氷の中には雪から閉じ込められた無数の気泡が見られる。

流れ落ちるローヌ川

生まれたばかりのローヌ川の流れは急だ。

氷河探検のご一行様

因みに、風が強い日で、すごい寒かった。手が凍傷になるかと思った程。それにもめげず、このご一行様は氷河の上をひたすら歩いていた。

ローヌ氷河と岩肌

写真中央の岩肌の天辺にローヌ氷河があって、生まれたばかりのローヌ川はこの岩肌をかけ落ちる。

グリムゼルへの九十九折れ

下から見上げたところ。車でも一苦労だ。

ヴァリス州のローヌ谷奥部。ヴァリスというのがそもそも谷という意味なのだが、そのヴァリスを縦断するローヌ谷は広く、そして長い。