日記でスイス旅行(ヨーロッパ編)−モーゼル川源流とアルザス

フランス内のモーゼル川源流域
フランス語ではモゼル。ブッサン村から流れ出る。ブッサン村はボージュ山脈の西側にあり、この村の外れにブッサン峠があり、この峠付近がモーゼル川の源流となる。峠を越えると、アルザスのオー・リン県に入る。

ブッサン村のモゼル川
ドイツを流れるモーゼル川は悠々とした大河の風格があるが、ブッサン村のモゼル川は小川、さらには沢。

モーゼル川の源流地点
この泉がモーゼル川の出発。そしてフランスのロレーヌ地方を通り、ルクセンブルグ、ドイツと入り、ドイツのコブレンツでライン川に合流する。全長544キロ。ブッサン峠が標高731mなので、水源の標高も731mになっている。

モーゼル川最初の水路
この源流地点は小さな公園に仕立て上げられている。泉から流れ出た水は公園に作られた水路を通って流れ出て行く。
あのドイツ、モーゼル・ワインを産する偉大な川も、源流にあってはとてもか弱い。つうか、最初からこんな人工的でいいんか???
フランスにおいても、モーゼル川周辺でワインが造られている。ただし、AOCの格付けはなく、地ワインの扱い。ヴァン・ド・モゼルの呼称で売られている。しかし、一大ワイン産地になるのはドイツに入ってから。

モーゼル源流の看板
標高が731mと低いのもあって、ブッサン村の民家は峠の近くまで続いている。源流というと、山道を何時間も歩いて到達するイメージがあるが、モーゼル川はこの通り、道路わき。

アルザスワインの南端の町「タン」
ブッサン峠を越えて、ボージュ山脈の東側、アルザスに入る。アルザスのワイン地域はボージュ山脈の東側山ろくに、南北に伸びている。その南端に位置するのがタンという町。教会が美しい。

タン市街の様子
明るい雰囲気がある

ヴァン・デュ・ランゲン
タンのランゲンという畑がグランクリュに格付けされているようだ。値段も他のものより高い。卓越したテロワールなんて表現されている。

細長い家
別に田舎なんだから、土地なんて沢山ありそうなものだが・・・なんで好き好んでこんな家作るかなぁ。

教会の向こう正面
要するに教会のお尻を撮っているわけね。

タンのブドウ畑
結構厳しい斜面にブドウが植えられている。引き締まった力のワインとなるだろう。

畑は良く整備されている
アルザスワインはなんと言っても、コールマール周辺が中心地。タンは穴場だろう。

コールマール
アルザスワインの中心地。アルザスワインの首都ともいう。首都と言っても、家並みは伝統的で、中世の町にタイムスリップしたような気になる。

教会と木組みの家々
きみきみ、進入禁止だよ。

用水路脇に立ち並ぶ伝統家屋
花も沢山飾られて大変美しい。

伝統家屋2
縦写真にしてみました。用水路の花が本当にきれい。

伝統家屋3
下の部分はカフェやレストランになっている。こんな所で日を浴びながら、アルザスワインを一杯やったら、もう動く気はしなくなる。

木組みの家の長屋
小道に入ると、これまた風情のある家並み

コルマール旧市街の様子
これでもかっ、くらいに密集する木組みの家々。

コルマール旧市街の様子2
中世から時間が止まっているような・・・

壁にフレスコ画の家
何か由緒のある家のようだ。

マルセル・ダイスを訪ねる
コルマールから車で20分くらい。アルザスで超有名なマルセル・ダイスを訪ね、試飲させてもらった。濃密な味だ。

リボーヴィルの村
ここの佇まいも古い。ワイナリーがひしめき合っている

村のすぐ後ろはブドウ畑
ワインと共に生活をする村は、今や観光名所にもなっている

村の後ろの山の中腹に城がある
アルザスはドイツになったりフランスになったり、中世の頃は領主が変わったりで、城も沢山残っている。

リクヴィール村
リボーヴィル村の近くにあり、グランクリュの畑に囲まれている、ここもた古くからのワインの村。アルザスで初めて貴腐ワインを造ったヒューゲルなどの老舗のワイナリーが軒を連ねている。アルザスに来たら、ここには寄って見るべし。