シノン城。ロレーヌ生まれの少女ジャンヌ・ダルクが神の啓示を受けて
フランス王シャルル7世(当時皇太子)と会見した城。1429年のこと
ジャンヌ・ダルクは侵略してきたイギリス軍を蹴散らし、シャルル7世の
戴冠を助けた。といっても、彼女のやった事は旗持ちで、旗持って戦場を
勇敢に駆けめぐり味方を奮闘させたらしい。しかし好戦的な彼女は、次第に
シャルル7世から疎まれ、敵方に捕虜となった際シャルル7世は身代金を払わず
19歳の若さでイギリスによって火刑に処せられてしまった。シャルル7世は
恩ある彼女を裏切り見捨てたのだ。彼女の死後名誉が回復され、フランスの救世主
とまで言われる様になる。ナポレオンが彼女を絶賛し、広く知られる様になった
そしてカトリック教会はついに彼女を聖人の一人に加えた。敵であったイギリス側は
未だ彼女を魔女扱いしているそうだ。よほど恨みが深いらしい。何でも火刑に処した
時、熱と煙で彼女が窒息死し、服が燃え尽きた時点で一端火を遠ざけて、彼女の
秘部を公衆の面前に晒し、彼女がただの女であることを見せつけたという。よほど
恨みが深かったらしい。少女一人に翻弄され、面目がないというのはわかるが、
イギリスが彼女にやった事はお下劣である。もっともイギリスの品のなさは中国
とのアヘン戦争でもいかんなく発揮されているところだ

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