橋の城、シュノンソー城。16世紀の一時期、ここが首都だった。川の上が首都だ。フランスもなかなか洒落ている。
カトリーヌの子供たちは若くして王位に就くが、早死にしてしまう。3人の兄弟が次々に王位に就くが3人とも嫡子がいなかった。ここで、ヴァロア朝が途絶え、同じくカペー系のブルボン朝が王位を継承する。
カペー朝はナポレオンを除けば、フランス王国の誕生から終焉まで861年間、一貫して王位を保ち続けた非情に長期間の王朝だった。その初代王はユーグ・カペー。パリ伯としてパリ周辺のイル・ド・フランス地域が彼の支配地域だった。衰退したカロリング朝に変わって、彼が選挙によって諸侯から王に選ばれた。以降、本流のカペー朝(987-1328、341年間15代)、傍流のヴァロア朝(1328ー1589、261年間13代)、ブルボン朝(1589ー1830、241年間8代)、オルレアン朝(1830ー1848、18年間1代)と引き継がれた。合計して861年間、37代。
なお、ブルボン朝の時代に市民革命が起こり、ルイ16世が処刑される。第一共和制、ナポレオンの第一帝政と合計22年(1792-1814)が続いた後、王政復古が起こり再びブルボン朝が王位についた。これを引くと839年。


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